y.takky てくめも

web技術について勉強会の参加メモだったり、本を読んだメモだったりを載せる予定

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち を読んだ

前書き

www.ohmsha.co.jp

前々から気になっていたが読む機会や時間が取れなかったのでやっと読めた。

エッセイを書籍化ってある通り、気になったところを引用・紹介していく。 基本的に書いてある内容に対しての紹介で引用・紹介は

引用 をつけて区別する

注意すべきところ

原文が2004年頃、訳が2004年の12月で出版が2005年1月なことに留意して読む必要がある。
そのためVue.jsやReactといった今主流のフロントエンドで使われる言語に関しては触れらていない。
同じようにGoやTypeScript,Rustといった新しい言語に関しては触れられていない。
また、生成AIなどに関しても出てこないので、新しいことを学ぼうと考えている人には不向きである。
あくまで2004年頃にどうだったのかというのところから考えを巡らせる必要がある。

1章どうしてオタクはもてないか/13章オタク野郎の復讐

  • いきなりお?ってなるタイトル
  • ここでのオタクはどちらかというとnerd的なもので、いわゆる日本でオタクって言われて思い浮かべるものとは若干違う
    • どちらかというとそれは freakに近いよね という話がされている

  • オタクがもてないのは社会一般的なところとは別のところにステータスを振ってるから(ここのステータスはゲームとかのステータス)だなと。
  • ここ20年で ある種オタクの社会的な地位(?)が上がってきていてこの辺ってもはや当てはまらないのかなとも。

5章 もうひとつへの未来への道

  • アジャイルやスクラムといった言葉は出てこないけど、考え方はそれと同じだな。
  • デスクトップソフトウェアからWebベースへのアプリケーションへの転換というのはあの時代ではあまり考えなかったんだけど今では一般化されているな。
  • リリースに関しても小さく早く作ってリリースってのはアジャイルやスクラムで重要視しているところだよな。顧客の声を聴くってところも含めて
  • ユーザーを観察するっていうのも今では当たり前に行われているしこの時代でその考えに至れたのはすごいな

6章 富の作り方

  • よくパイを大きくすることはできないというけど、何かしら他の人に役に立つことで富は作り出される。
  • 金はあくまで抽象化しているだけであって富ではない。
  • ある種Vtuberも富を創り出しているし、(個人的にスパチャ文化はよくわからないが)スパチャを投げたりするのはある種富の交換なんだろうな
    • むしろスパチャに反応するというのが、ある種の富を作り出していることになるのかな
  • 測定と梃子が大事。小さいことで測定ができ新しい技術を発明してお金を儲けることが梃子になる

9章 ものつくりのセンス

  • 良いデザインというものが必要

  • 単純であること

    • 短い数学の証明が美しい
  • 永遠であること

    • 良いものは未来でも受け入れられる
  • 正しい問題を解決すること

    • ソフトウェアでは解くことが簡単な問題へと置き換えることが多い
    • 多分これは検索とか考えるといいのかな。アナログでやると目で見る必要があるけど、ソフトウェアにすると簡単な問題になる。
  • 想像力を喚起すること

    • これはあんまりよくわからんな。ユーザーが自分の思うとおりに組み合わせるようにした方がいいってあるけど。
  • しばしばちょっと滑稽(ユーモアがある)

    • これはamazonのエラーで犬が出てくるとかそういうやつかな
  • 良いデザインをするのは難しい

    • はい。
  • が簡単に見える

  • 良いデザインは対称性を使う

  • 良いデザインは自然に似る

  • 良いデザインは再デザイン

    • スケッチを書くように壊して作り直す
  • 模倣する

  • しばしば奇妙

11章 百年の言語/ 14章 夢の言語

  • この本がかかれてから百年のうち20%が過ぎたけどどうなってるだろうか。 ->プロセスを気軽に作ってそれがたまたま並列にはしるとかそういうものだろう - 厳密にいうと違うけどGoのgoroutineとかはそうよね。まああれは並行だけど。
  • 簡潔さってのが重要
    • 個人的に GO のエラーハンドリングは if err := hoge(); err != nil { } で書けるからエラーハンドリングで細かいこと考えなくていいからいいなって思うけどそのへんがあまり好きじゃない人もいるよね
  • go書き捨てのプログラムは書きやすいと思う。どこでも動くし
  • 逆にprotobufとかって書き捨てには向いていないと思うんだけどあの辺はどうなんだろうな。
  • ライブラリはそこそこあるし、効率もまあ悪くないんじゃない?
  • 時間に関してはようやく立ったって感じがする。
  • 生成AIになってこの辺の考え方って変わったんだろうか。

15章 デザインとリサーチ

  • 開発ってある種の芸術と同じというか、悪いものを改良していくっていうところと共通している
  • 完璧なものを作るんじゃなくってプロトタイプを雑にやっぱ作り始めた方がいいんじゃないか

16章 素晴らしきハッカー

  • この時代からオフィス空間の機能について言われてるんだな
  • 技術を売る会社にとって、ハッカーの考えることは会社の製品そのものだと言える。ハッカーを、ざわついて気が散る環境で働かせるのは、ペンキ工場を煤だらけにしておくようなものだ
  • 難しいものを考えた時にやっぱ静かなところで働くしかないし、それか邪魔が入らない時間にやるしかない

まとめ

  • 20年前に書かれている本だけど、今でも通じるところがある。
  • 例えば
  • 小さく作って、ユーザーの声を聴いて改良して、サブスクリプションでお金をもらっていく というのはまさに今の時代のことを言っていると思う
  • オフィス空間に関してもこの時代から悩まれていて、一時期リモートワークとかになったんだけどこの後どうなんでしょうね。世間的に。
  • ただ、出社回帰を推し進めている会社はあまりオフィス空間の機能について考えていない気がする。
  • むしろフリーアドレスとか、偶発的なコミュニケーションみたいなところってここで言われているハッカーの天敵だと思うんですけどね。